2004年度 ㈳山梨青年会議所 理事長所信

 

第32代理事長 風間聖彦

 

心を豊かに そしてゆとりを・・・

 


現在、私たちの生活には、インターネット・携帯電話など、ITの普及により情報があふれ、また物流も進み、年々豊かになっています。

そして、何もかもがスピードアップされ、めまぐるしく時間がながれています。

人の歩みよりも速く、情報・物流・経済などが流れていき、そこに、様々なひずみを生んでしまっているように思えます。

情報化の時代に伴い、世の中は、アナログからデジタルへと変化しています。

現在、青年会議所の中でも、書類や連絡はメールで送り、無駄な手間を省くことが多くなりました。確かにそれで、十分用はたります。それぞれに忙しい時間を無駄にすることもなく、大変便利です。

しかし、私たち会議所のメンバーの役割は、デジタル人間を作り出すためではなく、力を合わせて明るい社会を築き上げることです。(網領)そのためには、アナログ的な部分のコミュニケーションが必要です。

もちろん時代の流れの中で、デジタルな部分も持ち合わせておかなければなりません。

私たちは、たくさんの選択肢の中から、大切なものをきちんと見極める目を持たなければいけないと思います。

そのために、ゆっくりと考え、判断し、スピード化された世の中に、ただ流されるだけにならないように、しっかりと足元を見つめて歩む、「スローライフ」を推進したいと思います。

スローライフとは、もともとは、イタリアの小さな村でうまれた「スローフード」という言葉からうまれました。ハンバーガーのようにすぐ食べられ、どこでもあるファーストフードに対し、その土地にしかない材料を大切にし家族や友達と話しながら、ゆっくり味わおうということから始まりました。そして、食べ物だけでなく、私たちの生活(ライフ)全体を見直そうというところに広がり、スローライフといわれるようになりました。これがそうだと決まったものがあるわけではなく、生活全般をスローにゆったりとくらしていこうとする考え方です。

めまぐるしく変化していく今だからこそ、気持ちにゆとりを持ち、まず自分たちから変わっていきたいと思います。少しずつ改革をし、そこから、家族、友人と広げていき、未来は今よりも、もっと住みよい社会がおとずれるように。そのための勉強会、イベントなどを本年度はおこなっていきたいと思います。

The future is full of hope.

                          (未来は希望に満ちている)






☆会員開発委員会

今まで、青年会議所の活動の中に、ひとづくり・まちづくりという委員会がありました。

講演会、青少年のキャンプ等さまざまな事業をこなしてきました。しかし、これらの事業を考える上で、今現在を考えなければなりません。周りに提言することは大事なことですが、まずは自分自身が学んだことを実践に移すことこそ、今の会議所活動に必要ではないかと思います。

そこで今回、スローガンをテーマに、自ら学び自分自身を見つめなおすきっかけになるような事業を行いたいと思います。

 

     会員交流委員会

主な例会として、家族交流事業・メンバー交流事業・卒業式等があります。家族の交流は、幼児から大人までが楽しめる事業を行いたいと思います。その中でも遊びだけにかたよらず、学びの時を入れたいと思います。

メンバーの交流事業では、学んだことを実践に移せるような事業でありたいと思います。

 

     青少年委員会

今回、四季を取り入れて、今を生きる子供や大人たちに忘れられた「冒険」をテーマに青少年事業を開催します

 

     イベント委員会

市政50周年という節目を記念ととらえ、多くの市民が参加できるイベントを行政と共に行いたいと思います。市町村合併という波が押し寄せ、今後、合併されれば、山梨市として最後の市政祭になる10月15日にあわせ、山梨市出身の各方面で活躍している人をむかえて事業を行いたいと思います。

 

     総務室

会議等の資料を速やかに取りまとめ、メンバーに配布することと共に、互いにコミュニケーションを取り合いスムーズな会議の運営を目指します。

またペーパーレス会議を基本とし理事会では、ネットミーティングを行います。

ホームページも月一回以上の更新をし、常に最新情報を掲載したいと思います。

会員拡大も総務室を窓口とし、メンバー全員で取り組んで行きたいと思います。