理事長所信


2006年度 社団法人 山梨青年会議所

第34代理事長雨宮武彦

目指せ、レベルアップ!

バブル景気が崩壊して10数年が経ち、最近、政府や経済白書などからは『ゆるやかな回復をつづけている』と報じられるようになりました。しかし、景気の回復を実感できている方は少ないと思います。私も実感はありません。現在の経済の状態は、我々JCにとっても大きな影響がでていると思います。
 34年前、高度経済成長時に(社)山梨青年会議所は、設立されました。『地域社会および国家の政治、経済、社会、文化などの発展をはかり、会員の連携と指導力の啓発に努めるとともに国際的理解を深め、世界の繁栄と平和に寄与することを目的とする』と定款には記されています。現在も変わらずにこの目的をもとに活動を続けています。
しかし、長く厳しい不況により、我々のJC活動への活力を少しずつ削られてきてしまっているように感じます。しかも、会員の減少により会員個々への負担も増加し、JC活動する環境としては非常に厳しい状況になってきていると思います。“JCなんかやっている場合じゃない”そう思っている方も少なくないと思います。
しかし、『自分を、家族を、会社を、地域を、そして日本の未来をもっと良いものにしたい!』という想いを皆もっているはずです。そして、そういう想いをもっているからこそ、青年会議所という組織に入ったはずです。もう一度入会した時の目的を思い出してください。“頑張ってみよう”と思った時を思い出してください。
“頑張る”ということは、あることを成し遂げようと困難に耐えて努力することだそうです。JC活動をするには、困難な状況かもしれません。しかし、今こそ一人一人が力を合わせ、英知と勇気と情熱をだして、よりよい未来をつくるために頑張っていきましょう。
 
現在、日本では、財政赤字、年金、人口減少、環境問題、領土問題、等々の様々な問題を抱え、『改革』を唱え賢明に解決の道を探っています。日本JCでも様々な問題を取り上げて議論を重ねてきています。
確かに国の大きな問題を考えることも必要でしょうが、私はまずは、自分達の住んでいる地域から始めていくことだと思います。
我々の住む山梨県は、市町村合併により、ここ数年で大きく変わってきています。我々の活動拠点の山梨市においても昨年、牧丘町・三富村と合併し新しい山梨市と生まれ変わりました。
しかし、この合併により山梨市は秩父国立公園をもつことになるとともに長野県、埼玉県との県境をもつ市となりました。それによって山梨市には色々な可能性が広がっていると思います。この可能性を活かしていくためには個々の想像力、発言力、行動力をレベルアップさせていくことが必要だと思います。

私自身もレベルアップできるようにがんばります。会員の皆様もぜひレベルアップを意識して活動してください。一年間よろしくお願いします。

活動指針

・まちづくり会議
市町村合併により、目に見えないところから様々なことが、変化していると思います。秩父国立公園、埼玉県・長野県との県境を意識することがこれから必要になってきます。また、源流、森林をもつ市としての環境への取り組みも必要になってきています。
未来の山梨市を見据えての活動をしていきます。

・青少年委員会
ここ数年、参加してくれる子供達が増えてきています。きっと、子供達の中で“参加すると楽しい”というのが、浸透してきていると思います。子供達の笑顔を見ることが出来、参加してよかったと思うような事業をしていきます。

・会員研修委員会
JCの三信条である指導者訓練を基調とした修練、JCには様々な研修プログラムがあります。努力したことは必ず自分に帰ってきます。少しでも自分達の糧となり、自分のスキルアップになるような研修を行っていきます。

・会員拡大・交流委員会
今年、久しぶりにスタート時の会員数が増加しました。やはり、なんといっても会員の増加はロムの活性化に繋がっていくと思います。来年のスタート時が今年よりも多い会員数で始められるような勧誘活動を行っていきます。
また、楽しいところには、人が自然と集まります。会員全員が楽しめるような交流事業を行っていきます。

・総務室
山梨JCのスムースな運営ができるように執行部としての責任を自覚し、各地青年会議所、山梨ブロック協議会などとロムのパイプ役として活動を行っていきます。